（2）環境計測

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温熱環境の快適さを表わす指標として、PW（Predicted Mean Vote）を用い、計測した温度θ、湿度φ、気流速v、平均整放射温MRTよりISO−7730に従って求めた値を図2.3.2−2−4に示す。なおPMVの計算にはこの他に代謝量（Met）、着衣量（clo）が必要であり、Met＝55,clo＝1.1とした。（指標PMVについては参考−1を参照のこと）

PWの植と温熱環境に不満是な人の比率（PPD）を図2.3.2−2−3に示しているが、−0.5＜PMV＋0.5がPPD10%以下の快適推奨域とされている。本船では全般的に快適域にあるが一部船室では暖房が効き過ぎるため、やや暑く感じられている。

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計測した照度の値（Lux）を表2.3−2−2−1に示す。照度に関しては問題となる室はない。

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計測した騒音（入特性、オーバーオール値、ｄB）と振動（加速度rms,m/Seｃ2）の値を図2.3.2−2−4に示す。また、1等客室と2等客室について騒音および振動の周波数分析結果を図2.3.2−2−5および図2.3.2−2.6に示す。

騒音は、機関室上部に位置する2等客室以外は、IMO騒音規制植以下にある。振動も、暴露時間4時間としては、2等客室および映画館以外は問題とならない程度である。なお、騒音および振動の評価基準については参考一2を参照のこと。

（参考−1）PMVの計算法

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